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一枚板の豆知識①「割れと節」

一枚板の魅力は、木が育ってきた時間や環境がそのまま表れていること。その表情には、木目の流れだけでなく、「割れ」や「節」といった特徴も含まれます。

これらは、家具としては「欠点」とされることもありますが、木の個性を語る大切な要素でもあります。その理由を知ることで、見た目だけではない一枚板の奥深さに気づくことができます。

|どうして割れる?

一枚板が割れる理由は、木の中に残る水分が乾燥によって縮むため。乾燥していく過程で、木の繊維同士が引っ張り合い、力のバランスが崩れると割れが生じます。

そもそも伐採されたばかりの木材は、水分をたっぷり含んでいます。このまま加工してテーブルを作ってしまうと、後から大きく縮み、割れの可能性が高くなります。

だからこそ、乾燥の工程はとても重要なんですよ。
ヒダコレ家具では、この乾燥を十分に行うことで、長く安心して使える一枚板をお届けしています。

ヒダコレの乾燥へのこだわり

|節とは

節(ふし)は、木が枝を伸ばしていた痕跡。実はその位置や数から、木の“性格”や育った環境が見えてくることも。

節が多い木は、若い頃に枝をたくさん伸ばしていた証。これは、周囲に十分な光と空間があり、のびのびと育った木かもしれません。

一方で節が少ない木は、森の中で光を求めてまっすぐに伸び、密集した環境で枝を減らしながら育った可能性が高いんです。

つまり節は、ただの模様ではなく、木がどんな場所で、どんなふうに育ってきたかを伝えてくれる育ちの記録のようなものなのです。

|割れも節も、選ぶ理由になる

均一な木目だけだと確かにきれいな木の表情ですが、杉などの針葉樹のような、または小径木のような若さを感じてしまい深みがないような気がします。

やはり一枚板は100年前後という長い歳月を生きてきたので、割れや節のまわりにその樹齢の深みが表れます。

一枚板の個性的な自然木の表情は、お部屋の空間や暮らしにも深みを与えてくれます。

ヒダコレ家具では、こうした木の特徴を理解したうえで、長く安心して使える一枚板を選定・ご提案しています。

割れや節も、木の魅力として捉えることで、選ぶ理由のひとつになりますね。

ぜひ、そんな視点で一枚板を眺めてみてください。