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小さなへちかんだグラス

その器を手で持った時、ふわりと温かさを感じるガラスがあることをご存知でしょうか? それは、飛騨の地で半世紀以上にわたり、ひたむきに吹きガラスと向き合い続けてきた安土忠久さんの作品が持つ特別な魅力です。

ぽってりとした愛らしいフォルムと、ガラスとは思えないほどの優しい手触り。一度触れたら忘れられない、そんな安土さんの作品に魅せられたファンは数知れません。
ガラスでありながらどこか懐かしい手触りを感じさせる作品は、唯一無二の存在感を放ってきました。

近年、体調を崩され製作活動を控えていらっしゃいましたが、このたび、私たちの切なる願いに応えていただくかのように製作を再開されました。
そこで作られたのが『小さなへちかんだグラス』と『へちかんだ面取りグラス』です。

このnoteを読んでいただいている方の中には、安土忠久さんをご存じない方や「へちかんだって何?」と言う方もいらっしゃると思いますが、『へちかんだ』は飛騨地方の方言で「ゆがんだ」「曲がった」というような意味です。自然のゆらぎがそのまま形になったへちかんだグラスには、温かみと自然のエネルギーがあふれ出ています。
へちかんだグラスについては別のヒダコレノート記事でも紹介しています。お時間のある方は最後のURLから、ぜひ読んでみてくださいね。

安土忠久さんが今年製作されたへちかんだグラスは、今までのへちかんだフォルムよりも一層へちかんでいます。小さくてへちかんだグラスはとても愛らしく、毎日使えて愛着もひとしおのグラスとなるでしょう。容量は約110-120mlですが、ちょっと冷たいお茶を飲みたい、ビールを一口飲みたい、という時などにちょうどいいサイズ感です。

また、今までにはなかった『へちかんだ面取りグラス』も仲間入りしました。面取りがしてあるので持ちやすく、より個性あふれるグラスとなりました。(容量約110-120ml)

グラスとしてだけでなく、野の花や蔓草を飾っても素敵です。

毎年、夏になるとヒダコレ家具では安土忠久さんの個展を開催してきました。昨年からは、ご次男の安土天平さんにも加わっていただき『ふたり展』としてお二人の作品を多くの方に見ていただきました。そして今年も、この『ふたり展』を開催させていただくことになりました。
ぜひお越しいただき、安土さん親子の作る吹きガラスを、見て、触れて、その温かみを感じてください。

日時:2025年7月25日(金)-8月3日(日) 9:30-17:30 
定休日:水曜日 / 木曜日
場所:ヒダコレ家具 (岐阜県高山市上岡本町3-362 / Google map)
TEL:0120-690-315

高山市までお越しいただくのが難しい方は、お店での展示会終了後にオンラインでの展示会も開催いたします。(作品に限りがありますので、売切れの場合はご容赦ください)

オンラインふたり展はこちら(8月4日(月) 13:00スタート)
https://hida-collection.shop/view/category/ct117

それぞれの作家さんのヒダコレノートも、ぜひお読みください。

安土忠久さんはこちら
https://www.hidacolle.com/note/azuchitadahisa/

安土天平さんはこちら
https://www.hidacolle.com/note/azuchitenpei/