説明
中西忠博さんの代表作、角カップの背高バージョン。
容量たっぷりなので、ミルクたっぷりのラテやミルクティーにおすすめ。
取手も大きめに作られており、女性だと指三本、男性で二本入るくらいのサイズ。
たっぷり入ったカップも安心して持てますよ。
内側と外側の釉薬は異なるものを使用する塗分(ぬりわけ)という技法が使われています。
外の釉薬はマットで金属質な黒で、内側は少し艶のある青みがかった乳白色です。
中西忠博さんの器は赤土を使用し、粉引と呼ばれる技法で、
風合いのある釉薬を使用して作られています。
それぞれの器には以下のような個体差がありますので、
ご了承の上ご注文ください。
ご希望であればお写真をお送りいたします。
鉄粉:土や釉薬に含まれる鉄分が染み出して起こります。黒くて金属質なので、黒色の器では分かりにくいかもしれません。

ピンホール:土や釉薬に含まれた空気が逃げ出る時にできる針で突いたような穴です。白は目立ちますが、黒の方が多くピンホールが出ているように思います。

釉ムラ・釉垂れ:釉薬の厚みなどで濃さが変わります。手で糸つひとつ釉薬をかけているため、手の跡なども釉ムラとして出ています。また色のムラには粉引の濃さなども関係しています。

御本手:酸素が反応し、部分的にピンク色になる現象です。中央にピンホールができていることもございます。白など薄い釉薬部分にできますが、中西さんの黒色の器ではほとんど見られません。
